DIARY

TITLE : THE MENTOR

10年以上前、まだCALEEというブランドのHEAD SHOPがなかった頃、渋谷駅の線路の高架下に軒を連ねるSHOPがありました。その店は当時東京都内唯一のCALEE取り扱い店で、ネットやSNSでの露出がまだそこまで普及しておらず、雑誌による打ち出しが世の中のファッションというジャンルでも中核を担っていた頃、いろいろな情報を頼りに、鉄製の遣れた感じが趣のある重い扉を恐る恐る開けた事を今でも覚えています。その頃僕はまだ20歳でした。
そのSHOPで当時ショップマネージャーをしていた僕の今の直属の上司にあたるHAYASHIとその頃に出会い、もう15年近くが経っています。そんな店で客と店員という立場で知り合い、昔から、洋服の話勿論、酒の飲み方、遊び方などいろいろな事を教えてもらい、そんな先輩は僕もずっと昔から好きだったCALEEに入社していきました。その後、いろいろな事があり、僕もCALEEの一員となり、6年近くが経ちました。HAYASHIに入社する前、そして入社してからも教えてもらって来た事、仕事に対する考え方、またお客様に対する考え、現場の人間として何が出来るのか、現場の人間としてのあり方など、特に現場の人間としての考え方やあり方は特に影響を受けた部分だと思います。中々仕事の人間関係でも10年以上、繋がりのある人間は皆さんも限られてくると思います。
そんな仕事に対する考え方をいろいろ一から十まで口すっぱく教えてくれた、上司が年末から大阪のショップマネージャーから東京の本社に戻り、プレスとして仕事を行っています。もう東京に戻り2ヶ月近くは経っていますが、自分の中でも隣のデスクに座っていると何か刺激される部分があります。ブランドとしてまた一人の人間として何か面白い事が出来るよう、自分ももっと刺激を与えられる人間にならないといけないなと感じた一幕でした。あまり個人的に表には感情を表現しない人柄だけに、たまにはこういった漢臭いDIARYも書いみようかと思い、デスクに向き合っています。今後も自分の中で刺激を楽しみながら切磋琢磨していきたいものです。

Kentaro Motoki / Staff

TITLE : 慶春

謹賀新年。
明けましておめでとう御座います。今年もよろしくお願い致します。
今年、CALEEは15周年を迎えました。ブランド15周年に関しては前回のSTAFF HAYASHIが触れている部分でもあるので割愛しますが、今年はそんな記念すべき年でもあり、何か新しい事にもブランドとして挑戦していかないといけない年だと感じます。SNSなどの普及により、ネットが主要網を使い始め、数年が経過しました。洋服を目で見て、手に取って買う時代は今の世の中を見ると程遠い所に行ってしまったような気もします。今までも常に考えて来た事ではありますが、ブランドとして直営店の意味、また直営店のあり方も常に変化をし、考えて来た部分でもあります。直営店として顧客満足をどこまで考えていけるか、またブランドの旗艦店としてお客様にどう伝えていくか、そこが今後も僕らの常に変わらない命題でもあります。直営店でブランドの世界観を感じるというのは当たり前の事であって、その世界観を僕らスタッフがどうお客様にもっと直感的に肌で感じてもらえるか、それがブランドショップとして僕らが出来る最大の特異性だと感じます。それはどこも同じであり、ブランドの看板を背負った直営店、またブランドの取り扱いであるセレクトショップも同じ様にブランドの看板を背負ってくれている僕たちのパートナーでもあります。2019年、CALEEというブランドをもっと手に取りお客様に伝えていけるよう、まだまだやれる事は沢山あるような気がします。CALEEというブランドを通して、ヒトとヒトとの出会い、また生きていく中での発見、洋服だけを提案する事がブランドの使命ではないと感じます。そんな各々の在り方も今年は考えていきたいと思います。

Kentaro Motoki /Staff

TITLE : TIE

ファッションのトレンド、流行、流行り物に敏感である事は非常に大切な事だと思います。ファッション以外でも時代にマッチした物は様々あり、家電から飲食物、流行の人物や音楽、ライフスタイルの一部に至るまで今年のトレンドという物は存在します。何事にも敏感にアンテナを張っている人ほど、新しい突発的なアイディアや何か新しい物を生み出すには向いているのかもしれません。僕はと言うと自己分析をしてみるとわかる事ですが、そこまで敏感な人間ではないかもしれません。一度、良いと思った物がずっと良い物、不変的な物こそが良いと思っている節はあります。不変的な物という話は前回のDIARYでも書き綴ったもですが、それを物として考えた時、自分にとっては何なのかを考えてみたくなりました。ちなみに最近は朝、自宅で出勤時にネクタイを首に巻く事がまた多くなりました。自分の中では昔から、変わりなく、不変的な物ではありますが、今気分はネクタイになっています。ブランドとしてもネクタイはリリースしてきたアイテムでもあり、自社以外のネクタイも良く巻きます。
自分の中で不変的なスタイルはありますが、そこにも波があり、夏にはそんな気分ではありませんでしたが、今はネクタイを巻きたいし、タイドアップな洋服のスタイリングを楽しみたいと思っています。人間、その時、その時の気分は、マインドはあるものです。その中でも周期があり、自分の今の土台になっているものが回り回って戻って来るのは意外と良いものだと思っています。今年の冬はタイドアップなスタイルにネクタイを首元に飾り、冬のスタイルを楽しみたいと思います。気分が変われば、すべての見え方が変わってくるはずです。今年はそんなスタイルが自分の中ではテーマになっています。

Kentaro Motoki / Staff

TITLE : 流行は繰り返す 〜不変的と可変的〜

CALEEが不変的に掲げている事、渋谷カジュアル通称「渋カジ」。今季は特にそういった原点に返るラインナップだと感じています。実際80年代後半90年代、僕はその時代のファッションをこの目で見た訳ではなく、話でしか聞いた事がありません。ただ、東京裏原ファッションにおいても、この時代がなかったら、ただの若者ファッション文化として片付けられていただろうと思います。僕が好きだった10代後半から20代前半の必死になってアルバイトをし、原宿渋谷の街に繰り出したその情熱はきっと生まれなかっただろうと…。
ファッションのトレンドは良く10年周期で繰り返すと言われています。要するに「リバイバル」というものです。特にここから派生したのが、僕らの根源でもある、バイカー寄りのハードアメカジではないでしょうか。フライトジャケットやレザージャケットを羽織ったオイル臭いスタイルがCALEEの原点だと思います。僕もCALEEを10年以上自分の目で見て来て、創設当初と違う事は肌で感じます。ただ、不変的な部分がわかっているからこそ、そこに新たな光が差し込むような気がします。ANTIQUE ROLEX、MOTOR CYCLE、RED WING、VANSON、MILITARY、様々ありますが、CALEEが軸として持っているもの、そこに格好良さを感じた気がします。
ただ、時代の変化は不変的なものではありません。何も変わらないファッションスタイルは人間誰も飽きてしまいます。僕は個人的に変わらない物と変わって行く物は「≒」だと思っています。変わらないものや信念のどこにスパイスを加えて料理するか、そこからまた新たな光を差し込ませる事が出来るのではないかと。
何か面白い事を頭の中で構想する事が楽しいように、僕たちもそんな事を考えながら、古き良きものにスパイスを加えています。変わらない物、「不変」と変えていく物、「可変」の科学反応がどれだけ強力な物か、そして誰もが思いつかないような事を自分たちがどれだけ出来るのか、そこが今後も楽しみのひとつです。

Kentaro Motoki / Staff

TITLE : COMING SOON

8月に入り、間も無く2018A/Wコレクションの立ち上がりが開始致します。まだまだ残暑が続く気候の中ではありますが、ファッション業界では毎年の事ながらこの時期から長袖モノのアイテムをリリースし始めております。一般的な感覚としては、8月は夏本場という事もあり、暑さも厳しく、半袖ものをメインで着用する為、なかなか秋冬モノのアイテムをイメージはしづらいと思われます。そんな中でも私たちは少しでも多くのお客様にブランドの世界観や、コレクションアイテムの拘りを認知して頂きたいという気持ちから早い立ち上がりを提案し続けております。個人的にも今回のコレクションでは展示会時から携わる事が出来、ブランドの一員としていち早く各アイテムを拝見し、袖を通す事が出来ました。見た瞬間のデザインや、グラフィックで衝撃を受ける事は珍しくはありませんが、実際に着用してみて新たな良さを発見出来るケースもあります。皆様に各アイテムの実物をお見せ出来るのは少しずつではありますが、是非これからの毎週、毎月を楽しみにお待ち下さい。私たち、CALEE CREWが自信を持って一つ一つのアイテムをご紹介致します。
創立当初からブレずにブランドが持ち続けている『JAPAN PRIDE』。それは、毎シーズン新たな企画や、アイテムを打ち出しても変わる事無い永遠のブランドテーマであり、皆様に一番伝えたい事でもあります。2018A/Wコレクションを全てお披露目し終えた時、必ず今までを越えたと思って頂けるようなアイテムを取り揃えています。今シーズンの『CALEE』も是非ご期待下さい。

Koushi Sangawa / Staff

TITLE : SUMMER GIFT

猛暑の候、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。来週には8月に入り、あっと言う間の夏の訪れから過ぎ去って行くスピードは非常に早く、ついていくのにも必死になってしまいます。先日、東京の旗艦店ではアイスの販売イベントを行ったりと、夏らしいイベントやアイテムを考えながら、最近もデスクワークについています。東京と大阪という言わば日本の二大都市に直営店を構えるブランドである以上、直営店のあり方という部分はブランドの人間として常に考えています。店舗のヴィジュアル、ディスプレイ、また店頭でのサービスなど様々な角度からブランドの旗を掲げる以上、そこには妥協は許されないと常に思っています。また、それがすべてカスタマーサティスファクションに繫がる事であると常に信じています。洋服をビジネスとして行なっているからこそ、そこには僕らも期待に応える義務があると感じます。
最近では、夏のイベントの他に旗艦店限定のアイテムをリリース等も行なっている事は皆様もご存知ではないでしょうか。時には大阪のショップのみの限定アイテムをリリースしたり、またある時は東京限定であったりと直営店のあり方を最近問われているような気がします。CALEEの旗艦店として僕も店頭の方には立つ機会も勿論あり、そこにどんなモノやコトを繋げていけるかを常に考えています。僕たちから常に新しい事を発信して行く事がお客様の満足に繫がるのではないでしょうか。これからもSTEWARDS LANEは常に進化をしていきます。そこにお客様の喜ぶ顔や笑顔を見れる事を期待して…。

Please accept our best greetings for the hot season !

Kentaro Motoki / Staff

TITLE : PATTERN of COLOR

関東も梅雨入り間近になってきましたが、この毎年どんよりした季節が終わると本格的な夏が到来します。個人的にはいつも梅雨時期は夏に向けての充電期間の様なものの気がしています。洋服を楽しむ上でも、夏に向け様々な準備が必要だったりします。休日をしっかり過ごす為の時間を作る事、身体を鍛えて作り込む事、どんなスタイリングを楽しむか構想を練ったりと夏を思いっきり楽しむにはそれなりの準備が必要かもしれませんね。個人的には今年パターン物のシャツが気になっているものが多く、スタイリングをどう楽しむか、今から構想を頭の中でじっくり練っています。
CALEEというブランドにおいてパターンアイテムはどれを取っても拘りの詰まったアイテムが多く、それはすべてオリジナルで生地から作り込みを行なっている事が最大の理由です。ブランドとして、また生地の作り手が打ち合わせを何回も重ね、妥協を知らずに作り上げた生地、製作されて上がってきた時にはスタッフ皆の顔を見合わせて目に力が入る事が多いのはその一連の流れから生まれます。シーズンの中でも毎回生地の生産工程を直接出向き、見に行っている所もそこにしっかりと結びついています。そんなパターン物のシャツ、今回はどれを一張羅として着ようか今から構想を練る必要は十二分にありますね。

Kentaro Motoki / Staff

TITLE : 桜の下で何を思う…

関東では桜も満開を過ぎ、葉桜になり始めた先週末、やっと今年も花見をする事が出来ました。満開の桜に比べ、少し色の鮮やかさは劣りますが、個人的には好きな桜です。また、ここからもっと花が散り、葉で青々としてくると、夏の風物詩となっていきます。夏の俳句の季語でも使われる様に与謝蕪村の俳句「葉桜や奈良に二日の泊り客」でも蕪村の喉かな奈良観光を歌っています。桜を見ながら、今季のコレクションについてもいろいろ考えさせられる所が多く、自然と日本人らしいモノ作りという分野を個人的にも考えるようになりました。
今季のコレクションの中では、日本伝統衣装である法被をイメージしたアイテムが多く、その中でもロング丈の法被風コートを個人的には気に入って普段から着ています。一般的な法被と言われるものは腰丈または膝丈の物が多く、今回リリースしているような膝上まで丈のある物は極稀です。そこにCALEEならではの軸としているアメリカンカジュアルと日本の伝統衣装の融合だと考えます。

日本古来の伝統を引き継ぎながら、ジャガード織りで製作したネイティブパターンを表現したコートはまさに今季のテーマを象徴とするアイテムです。これからの時期もカットソーの上に羽織り、まだまだ活躍してくれそうです。


Kentaro Motoki / Staff



TITLE : CHANGE!!

仕事をする上で、気分転換は大事な事で、気分転換が出来る事により、また新たな可能性やアイデアが浮かんで来たりするものです。クリエイティブな
仕事であればある程、それぞれが個々の可能性を信頼し合い、共有する事でそれがチームとして機能するのではないでしょうか。CALEEというブランドも僕たちが行なっている
チームという事がまず第一前提にあり、そこから各々が派生している事だと思います。汗水流し働いた会社員が、大事な家族の元に家路を急ぐように僕たちには戻る場所があるからこそ、絶えず新しい事に取り組み、可能性を探す事が出来るのかもしれません。
可能性はどこに落ちているか誰にもわからないモノで、それは自分の足下かもしれませんし、時間の経過により見つかるモノもあるかもしれません。ただ、自分はその可能性を時間の経過や因果関係から見つかるのではなく、自分から見つけたいと常に思っています。それが「意図とした変化」ではないでしょうか。勿論自然と良い方向に向く変化は大事ですが、「意図とした変化」には必ず絶対的な裏付けが必要で、そこにもビジネスチャンスが転がっているのではないかと思っています。年を取るという事は変化を嫌うようになる、変化に対応出来なくなるという事だと自分は思っています。そうはなりたくない、自分の可能性を信じ、今年は仕事にもプライベートにも取り組んでいこうと思います。

Kentaro Motoki / Staff

TITLE : 忙中閑あり

1年とは本当早いもので、先日、新年を迎えたと思っていたら、もう師走も下旬に差し掛かる所、、、早いものです。今年1年、何か自分にとって飛躍があったかというと首を縦に振る事は出来るのだろうか。そんな事を考えながら、diaryを開いています。今年はブランドとして年2回のコレクションに変更、そして初参加したカタログの海外撮影と非常に内容の濃い、1年だったと思います。時代と共に変化するブランドでありながら、軸は決してブレないブランドであるためにも様々な所から発信し、受信を繰り返し、アンテナを張り続ける仕事というのはどんな仕事においても同じかもしれません。ただ、その時代の中で、地位を確立するというか、梶を自ずと取れるかという事は、どんな事においても課題であるのではないでしょうか。
僕は常に心の中で、大事にしている言葉があります。昔からことわざで「忙中閑あり」という言葉があります。意味としては難しい意味合いではなく、どんなに多忙な生活の中でも、わずかな暇は必ずと言ってあるという意味です。この言葉は僕が仕事と向き合う上で、大切にしています。1年を通してこの言葉に問い掛けてみた時、仕事に余裕は持てていたのだろうか。また、その余裕をどういう風に自分へのステップアップに繋げる事が出来たのだろうか。自分の中で、暇=仕事において僅かに垣間見れる余裕だと考えています。また、常にその余裕があるからこそ、仕事のクオリティーが上がると思います。自論を語ってしまう場になってしまいましたが、この一年間はその余裕が自分の中でも把握できる事が出来、自分の中で満足の行く仕事が出来た一年だと思います。また来年を考えた場合、その余裕を時間として残す事が出来、自分の趣味や違った人との繋がりにも向ける事が出来ればと思います。そう思うと、来年を迎えるのが楽しくなってきます。一年を振り返り、何を思うのか、思い返す事が大事であって、そこに絶対的な達成感はいらないと思います。達成や満足感ではなく、フィードバックに残りの時間を費やしたいと思います。

kentaro  Motoki / Staff