DIARY

TITLE : CHOICE IS YOURS

インターネットとの普及により、自分が10代の頃から様々な事が大きく変化してきています。SNSも普及し、沢山の情報が簡単に手に入る時代になりました。かなり便利になり、個人的にも活用しているというか、それなしでは生活出来ない程になっています。ただ、逆に言うと情報が溢れていて、本当に自分が欲しい情報の探し方も分かりづらくなっている様に思います。インターネットで文字を打込めば、正しいか正しくないかは別として、その文字に関連する何百件、何千件という量の情報が一気に現れます。その中から選ぶのは自分自身であり、選ぶ力も必要になっているのではないでしょうか。その情報は本当に正しいものなのか、信頼出来るものなのかを、情報を受け取る側として知識がなければ、誤った解釈をしてしまIいます。
洋服を提供する側としても、お客様に正しい情報を伝えていく事も重要になっています。CALEEが毎シーズン製作しているブランドブックは、情報が溢れかえっている現代の中で、ブランドとして伝えたい事がしっかりと詰まっています。インターネットで検索しても分からない、その空気感だったりシーズンのイメージが、紙の上で表現しているのです。春夏シーズンのブランドブックは3月に配布となり、目を通して頂いた方も多いと思いますが、夏が近づきもう一度見てみると、また違った発見があるかもしれませんよ。

今週から次回ブランドブックの海外撮影チームがアメリカへ向かいます。個人的にも今から楽しみです。

Masayuki Hayashi / Staff

TITLE : Meaning of going

6月も中旬に差し掛かり、梅雨時期真っ只中となる今日この頃ではありますが、個人的に先月を振り返ると出張に多くの時間を費やした事が真っ先に思い浮かびます。CALEEでは今シーズンの17SSシーズンからコレクションを年3回から年2回のコレクションに変更し、以前よりは仕事の効率化を図り、時間を作れるようになったことで地方への出張を増やすことが出来たように思います。ゴールデンウィークには金沢に、中旬には大阪に、末には群馬への出張と時間を見つけ地方への出張をさせて頂きました。
出張をすることで地方のお客様と直接お会いし、接することで、よりブランドイメージやアイテムに対しての想い、クオリティー等、細かい部分までお伝えすることが可能になります。また、普段は直接聞けないお客様の声も東京と地方とでは違うと思いますし、リアルに地方の現状を知ることが出来ると感じた5月の出張でした。またお店個々の個性もあり、それに付随したお客様と接することでお店の色も明確に感じることが出来たように思います。CALEEというブランドがありながら、同じアイテムでも行く先々で違った感性、違った意見、スタイリング等を見たり感じたりすることで自分自身も大きな刺激をもらえたように思います。
地方に行くことで取り扱い店だけではなく、それに関わるお客様、ブランドを好きで着用されている方の為にもブランドとして直接足を運ぶ意味を再認識し、これからのモチベーションにし、仕事に打ち込んでいきたいと思います。

Naoki Kikuchi / Staff

TITLE : JAPAN PRIDE

先日まで来季の企画打ち合わせの為、岡山は倉敷児島に行ってきました。古布や資料を拝見させていただく中で思ったことは、藍染めの多様性でした。昔は今よりもずっと暮らしに根付いていた藍染めが、何時の間にか非日常のものになったのは何故なのか?興味が尽きることはありませんでした。
藍染めの歴史は、いくつかの説が存在しますが、まずはシルクロードを通ってインドから中国、そして日本へと伝わってきたと考えるのが有力のようです。正倉院の宝物の中には、藍染めされた布や糸がいくつも納められています。それらは、その技法やデザインから中国やインド、当時ペルシャと呼ばれていた国々から運ばれたものと推測されます。それでは、実際に日本で藍染めが広まったのはいつ頃なのでしょうか。その歴史は意外に古く平安、奈良ではすでに栽培されていたことが文書で確認できています。さらにさかのぼり、古墳時代にも、古事記、風土記といった文書に藍に関するものではないかと類推される記述が指摘されています。
日本での藍染めは、その起源を古代にまでさかのぼれるかもしれませんが、当初は、葉っぱを直接布に摺りつけるような染色方法だったと考えられます。それがやがて、生の葉を切り刻み、その液を絞り、さらに、煎じた液や灰汁をもちいた生葉染めへと発展していったことでしょう。しかし、藍染めの場合生葉染めでは濃く青く染めつけることは出来ません。濃く染めるためには、現在も行われているような建て染めが必要だったはずです。平安、鎌倉、室町と人々は染めの技法を進歩させていきますが、ここで抜染の手法も発見されたようです。
CALEEでも久留米絣や備後絣などの本藍を用いた藍染めのアイテムをリリースしました。日本古来の染物である藍染めのルーツを知り、そして日本人として先人たちの英知が詰まったアイテムは正しくJAPAN PRIDEと呼んでいいものではないでしょうか。今では藍染めのアイテムも散見されますが、流行だからという理由では無く、日本の心に触れるという見方で藍染めを手に取ってみてはいかがでしょうか。
来週にはイタリアにて行われる海外コレクションにCALEEも参戦する運びとなりました。海外の方々がMADE IN JAPANに触れた際の反応が今から楽しみです

Hiromasa Takahashi / Press

TITLE : フォーマルの振り幅

洋服が普段着だった日常から、スーツを着る日常になって早半年。スーツが普段着になって から思ったことは、"スーツってカッコいいな"でした。 洋服のカッコよさは、季節に合わせた装いの服装術だったり、柄物を織り交ぜてアクセントを スタイルに産み出すことだったり、シンプルなものを引き立たせる小物使いだったり、そんな ことは重々承知している自分ですら、スーツってカッコいいなと思ってしまいました。 ただ、スーツのカッコ良さを説明しろと言われても、具体的なものが出てくるわけではなく、 単純に胸ポケットに万年筆やペンを差してみよう。それだったらゴールドのものがいいなだったり。 ネクタイのノットを少し長めにとってみよう。それならポルカドットかブラックウォッチ、 レジメンタル辺りがよさそうだなだったり。 ネクタイピンはクラシカルなものを使ってみようとか、そんなものでしか装いを華美に出来ない スーツのカッコよさとは果たして何なのか。
ブリティッシュ貴族の流れを組むスーツは、アメリカに渡り一般の人々の日常着としてカジュアル化 され、日本に渡ってきました。この洋装化により日本の伝統工芸である絣などは、洋装化の波に 沈んでいったわけではありますが、スーツに関しては日本の独自路線で進化していったといいで しょう。アメカジが日本独自の解釈によりジャパカジと呼ばれた経緯によく似ていますね。 60年代のメンズクラブが火つけ役となり、70年代のMADE IN USAカタログの発売、80年代の へヴィーデューティースタイルのブーム、90年代の渋カジの隆盛と年代ごとにファッション流行は 目に見える形で出てきましたが、スーツに関してはブームなどは一切無くただひたすらに フォーマルという言葉で片づけられてきたように思います。 皆さんは普段、アメリカンカジュアルを指標する男達です。 しかし、カジュアルと背中合わせにあるフォーマルを知ってみるのもファッションの振り幅を 広げる機会となるのではないでしょうか。

Naoto Monma / Writer

TITLE : support each other

昨年の11月に大阪から東京に来て早くも半年が過ぎました。自分自身の感覚ではまだまだ仕事に対して至らない部分が多く、半年という月日の経過に少し焦りを感じております。ただその半年の中で大阪にいた時には出来なかったカタログ撮影や雑誌媒体の撮影など、そのような仕事には極力参加させて頂いております。このような仕事は大阪では体験出来ない仕事でもあり、また様々な方が集まる場所で、そういった現場では、スタイリストの動きやカメラマンの動きなどプロの仕事を近くで体感できる場所でもあります。そのような現場を体験する事で自分が写真を撮影する際にも少しではありますが、細かな部分に気付けるなど撮影に対してのポイントを盗めるのです。
また事務所という空間での仕事は非常に刺激的な場所だと思います。CALEEを支えてくれている業者の方々や全国にある取扱店の方々などこれまでには話す機会の少なかった方々と触れ合う事で様々な形のCALEEに対する様々な気持ちを感じさせられます。拘りの詰まったアイテムを業者の方々にはしっかりと仕上げて頂いており、またそのCALEEのアイテムの良さを多くの人に知ってもらうには、全国にある取扱店様の力が必要になり、そういった仲間にも助けて頂いている事もこれまで以上に感じさせられております。
今回、群馬県のCALEE取扱店、EXTENDが15周年という事で少しですが、足を運んできました。普段話す機会の少ない取扱店の常連様と話をしていてもやはりCALEEに対する情熱をとても感じさせられました。ブランド立ち上げ当初から愛用している方やここ最近愛用する様になった方など様々な方がいらっしゃいますが、CALEEを愛する気持ちは皆が一緒だと感じました。また、このような方々が全国に数多くいるという事も再確認でき、熱い気持ちにさせられました。
自分自身まだまだ未熟な部分が多いですが、仲間と共にこれからもっと様々な方にブランドを知って貰える様に動いていければと感じております。

Hirotaka Ando / Staff

TITLE : BESPOKE ITEM

5月の大型連休、GWも終わり、仕事においてもプライベートにおいても一段落という方も多いのではないでしょうか。個人的にもやっと5月の中旬を終わりを迎えた今週、やっと仕事においては一息入れられそうです。GW中に関しては、全国の一斉発売となった別注アイテムが非常に印象に残った連休だったと思います。年3回のコレクションでアイテムをリリースしていた去年から一新し、今期から年2回のコレクションにブランドとして変更し、今期に関しても、それに合わせた別注アイテムを数多くリリースしています。そういったラインナップも常にスタッフ各自がアンテナを張り、何か新鮮な物を探し求めた探究心から生まれているものです。また、そういった所で、個々に思い入れがあったりするものです。ただ、そこまでに辿り着くためにも、マーケットのリサーチ、セールス、その中にバッティングがないかなど様々な企業連携から生まれるものである事は行ってみると良くわかります。
先日リリースされた海外のアウトドアブランドCLASS5のバックパックをベースにCALEEの別注としてリリースしたバックパック、そして老舗ブーツメーカーDANNERとのコラボで実現したレザーサンダル、どちらもCALEEならではのオリジナルのマテリアルがあり、その中に別注ならではの拘りが詰まっています。また、スポーツテイストやストリートスタイルにトレンド感がある今、そこにもフューチャーしたアイテムは年齢問わず、アウトドアからスポーツシーンまでしっかり抑えれるのでないでしょうか。また、そういったアイテムをリリースし続ける事がブランドとしての使命だと感じます。時代に取り残されず、常に目指す矛先はファッションの先端にあるようなそんなブランドでありたいと思った5月の週末でした。

Kenrtaro Motoki / Staff

TITLE : 温故知新

温故知新。
勉強が苦手な自分でも知っている四字熟語です。学生の頃から知っていた言葉でしたが、すぐに自分の人生に当てはめたわけではなく、少しづつ自分の中には入ってきた言葉でした。
特に、昔から存在するものからインスパイアーされ新しいものを生み出す様な、今就いている仕事をしているからこそ、この言葉がとても重く感じます。
また、自分も歳を重ね、自分と比べると、一回り以上も年齢が離れているお客様と接していると、新しきを知るといった事に関しては、かなり敏感な方も多いのですが、古きを温ねるといった癖がないというか、その行為自体をしないような方が多いような気がします。勿論それはダメな事ではないですし、実際新しいものは進化しているものなので、最先端のものを知っていれば良いですし、わざわざ古いものを調べたりする時間は必要ではないとする考えも分かります。
まぁ単刀直入に言いますと、面白いか面白くないかという事で、あとはどこまで好きになるかという事だと思っています。人間関係と同じで、表面上だけしか知らないと、何か引っかかって面白くないし、心から相手を好きになれないと思います。相手を探り深く知っていく事によって、その人の本当の面白さだったり人柄が分かり、本当の意味で信頼出来る人になっていくと思うのです。
CALEEでリリースしているアイテムも、何かコアな部分が隠されています。ベースになっているモデルだったり、シルエット。更にもっと深く突き詰めれば、製作した経緯だったり、製作に携わった人々など、アイテムの見た目からだけでは分からない根っこの部分です。
別に気にならないと言われたらそれまでですが、自分らが皆さまに提供している洋服は、それらも含めて一つのアイテムなのです。

Masayuki Hayashi / Staff

TITLE : widen possibility

5月、GW真っ最中で個人的にも4、5日で金沢のCALEE取扱店、KOMPLETEに来ております。普段は東京のお店に立たせて頂いておりますが、この2日間はKOMPLETEでお客様と接する機会を頂き、普段とは違う刺激をもらい、とても貴重な経験をさせて頂きました。その中で個人的に感じた事は、自分のスタイルを確立している方が多いと言う事と、それに囚われ、自分の可能性を狭めている印象を受けました。
試着する前にそのアイテムは似合わない、試した事がないと言う、所謂、食わず嫌いなアイテムが多いという事です。自分の中でスタイルが確立している分、固定概念に囚われ、チャレンジする前にその可能性をシャットアウトする方が個人的には残念と言うか、勿体なく感じてしまったのが正直な気持ちです。アイテム個々での着用の仕方、合わせ方、そこを間違わなければ、自分のスタイルに新しいスタイルをプラス出来ると思うのですが、自分の中で似合わない、このアイテムは難しいとチャレンジすらしない、そこが非常に残念に感じました。ただ、2日間でお話させて頂いた方に関しては良い意味で、その固定概念を壊す事が出来た様に思います。ファッションに関しては自分の中だけでなく、第三者からの意見も重要な事で、自分が似合わないと思っているアイテムでも第三者から見れば似合っているケースもある様に、自分で決めつけず、様々なアイテムにチャレンジして欲しいと思っています。それがスタイルの幅にも繋がりますし、ファッションやスタイリングの楽しさも変わって来るのではないでしょうか。

様々なアイテムにチャレンジし、自分の可能性をどんどん広げて行ってもらいたいと感じた、充実したGWとなったように思います。

Naoki Kikuchi / Staff

TITLE : JAPANESE D.N.A

2011より、JAPAN PRIDEをブランドテーマに掲げてから日本の"強さ"を"誇り"を根底に持つアイテムを毎シーズン作製してきました。そして、昨年日本の重要無形文化財にして日本三大絣の一つでもある久留米絣とのコラボレートを完成させる事ができました。業界各所や皆さんから大きな反響をいただくと同時に、CALEEとしての進化をしっかりと見せることが出来たのは、ブランドサイドとしても充実したシーズンとなりました。そして、今季は"和"や"日本の誇り"を作り上げてきたブランドとしての集大成を見せれればという想いをアイテムに反映させたコレクションラインナップとなり、中でも昨年に続き日本三大絣の一つである備後絣とのコラボレートアイテムは唯一無二のアイテムに仕上がったのではないでしょうか。
この備後絣は、藍色の濃淡により柄を表現し奥深い絣の味わいを楽しむ事の出来る柄模様の絣を作製し、日本古来から神事に羽織られてきた半被とショーツに仕立てました。久留米絣よりも少し肉厚の生地が体に抜群のフィット感を生み出し、絣故の清涼感も相まって夏時期の羽織りものとしては最適ではないでしょうか。先日無事リリースとなり、実物を皆さんの手元に届けることが出来ました。日本の格式美を感じさせてくれるスタイリングなども提案していきたいなと思っております。これから続々と夏アイテムがリリースされます。どのアイテムも"和"をベースに考え抜いて作製したアイテムとなりJAPAN BLUEをテーマカラーとしているので夏らしい装い、カラーリングをしっかりと提案出来ると自負しております。前々から進行していたプロジェクトもようやく実を結び、CALEEとして新たな一歩を踏み出せるのではと感じております。

Hiromasa Takahashi / Press

TITLE : Our watch

腕時計とは少し大げさに言ってしまえば、人類の英知が詰まった 人口の小宇宙のようなものである。腕にはまるほどのサイズであり ながら、その機構は複雑そのもの。世界に多数のコレクターが存在 するのもうなずける。 今では、ファッション業界においても市民権を得て、大人の身だしなみの 一つとして腕時計は欠かせない位置にいると言っていい。 CALEEでも腕時計はスタイリングに欠かせないアイテムと考えている。 中でもブランドイメージとしてその腕にスタッフが選ぶのはアンティーク ROLEXのスポーツウォッチであるGMTマスター。 程よいゴツさと、エレガントな佇まいを同居させたそのモデルは、 カジュアルからトラッド、ミリタリーに至るまでスタイルを選ばずに 身に着けられるユーティリティー性も兼ね備えたモデルだ。 回転ベゼルは季節によて付け替えて、夏には赤青のツートン、秋冬は シックにブラックベゼルに変えてみるのも良い。
そして改めて今季のカタログを見てほしい。 今季CALEE初となるコラボレートウォッチをリリース。 モデルは軍サブと呼ばれるミリタリーベースのスポーツウォッチだ。 文字盤、ベゼルをブラックで統一した精悍なブラックフェイスの腕時計 は、アメカジのスタイルにもよく馴染む。 いつだって我々アメカジ好きを魅了してくれる腕時計。

好きになって詳しくなればなれるほどに、その奥深い世界感に感銘を 受ける。先人たちにとって腕時計とはファッションでは無くギアだった。 そこには、グッドデザインもデザインファーストも存在しない。 ただただ今よりもより良いモノを作るという職人の想いは、使う人々の 生活が今よりも良いモノになればという願いに昇華したのだろう。 今季リリースのコラボレートウォッチはデザインファーストで作製した。 しかし、そこにはしっかりとCALEEの想いが込められていることを覚えて いてほしい。

Naoto Monma / Writer

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