DIARY

TITLE : Favorite season coat

身を切る風が痛みを伴うほどの冷たさになり、今にも雪が降り落ちそうな時期となりました。
そう、この時期はファッショニスタが思い思いのファッションを楽しめる時期でもあります。
個人的には、やはりコートが気になる所ではあります。毎年コートトレンドはありますが、今年はいわゆる正統派コートが旬のようですね。クラシック回帰が追い風となり、ステンカラー、チェスター、トラベラーコートと言った定番のコンサバコートがトレンドとなるようです。しかし、こういったコンサバコートはオーセンティックな分、着こなすのにも少し肩肘を張ってしまうのも事実あります。レイヤードで着こなすならば、カジュアルライクな作りのコートが一着は欲しくなってしまいます。
今季リリースのウールボーダーコートは、ドビー織機で織り上げボーダー柄を一枚パネルで仕立てた。ボーダー柄のウールコートは、40年代のハドソンベイ社のものが有名ですが、それに勝るとも劣らないデザイン性となっているのではないでしょうか。プレーンのタートルネックやクルーネックのニットをインナーにロングマフラーを垂らしてみれば映画ブリットのスティーブマックイーンのような着こなしも出来たりもしますしね。

雪が舞う中、カフェから出てきた男女がお互い二度と邂逅することは無いと思い、最後に吐き出したサヨナラ。先ほどまでの温もりを名残惜しむかのように女が見つめる男の背中。うつむき加減に煙草を燻らせながら歩いていく男。そんな場面に似合うのはやはりコート。タイトサイジングのカジュアルコートで雪とのコントラストを演出したいなと想像するのもまた楽しみの一つ。
今年の冬はやっぱりドビーボーダーのウールコートで決まりだな。

Naoto Monma / Writer