DIARY

TITLE : 変わらぬエールを仲間に

先日、実家から新米が届いたと一報があり、久方ぶりに実家に足を運びました。
その際、自分の書庫に行き、たまには小説でも読み返そうかなと思い選んでいたら
目に留まった一冊がありました。そのタイトルは「浅草キッド」。
北野武が書いた言わずと知れた名作です。これから読む方がいるかも知れないので、
内容は伏せますが、読み返している内に胸に込み上げるものがあったのは事実でした。

地方から東京に向かう新幹線の中でのワクワク感。胸に期するものを持ち、眩い程の
夢を抱き。これから広がる未来に胸躍らせた記憶。

東京でのアパレルとしての初仕事に向かう緊張感。親友と安い酒屋で夢を語り合った
時間。仲間とブランドで洋服を作り上げる達成感。厳しくも暖かい言葉を投げかけて
くれた隣の席の親友。
最後は裏切り者と後ろ指を指されてもおかしくないにも関わらず、笑って送り出して
くれた仲間達。等々いつまでも色褪せない記憶が蘇ってきました。

夢と言うのは人を成長させる糧に成り得るものではありますが、時に自分を縛り付ける
足枷になってしまう事があるのも事実。けれども、夢というものを共有出来る仲間が
出来るのは何物にも代え難い財産になってくれるものです。

東京から地元に戻る新幹線の中はこれから先の不安しかなく、東京に向かった新幹線の
中とは対照的だったのも思い出しました。

浅草キッドを読み終え、幾何の郷愁の後に聞いた名曲「浅草キッド」。
その歌詞の中からこの一説を。

「夢は捨てたと言わないで。他に道なき二人なのに...。」

今は、CALEEの仲間たちとは少しばかり離れた場所にいますが、それでも志は同じ。
いつまでも夢を追い求め、追いかける仲間たちであってほしいと願っています。

いつまでも変わらぬエールを送りたいと思います。

Naoto Monma / Writer