DIARY

TITLE : ORIGINAL MATERIAL

CALEEでリリースしているアイテムは、ここ最近でオリジナルで生地から作製しているものが多く存在しております。それは、CALEEとしてのデザイン性は勿論ですが、アメリカンカジュアルは定番のアイテムが多いからこそ、他と変化を付けオリジナリティーを出す事がブランドとしての価値だと思っているからでもあります。生地のみならずボタンや裏地など、細部に渡るディテールにもオリジナルに拘り製作する事で、より一層皆様にCALEEの世界観を感じて貰えると思っております。
今シーズンもほとんどのアイテムをオリジナルで製作しており、定番アイテムながらも他と一線を画すアイテム群が出揃っています。近年の薄利多売が慢性化している現代の流れの中で、如何にCALEEというブランドを伝えられるかを考え、お客様がCALEEのアイテムを身に付けて満足出来る物、袖を通した瞬間に興奮する様なアイテムを作り続けていければと思っております。
11月の後半に差し掛かり、アウター類が出揃い始めており、自分自信もどのアウターを今シーズンのメインアウターにするか迷っております。皆さんはもうお決まりですか?

Masayuki Hayashi / Staff

TITLE : Sense of the seasons

先日、春の展示会を無事終える事が出来、まずはほっとしている所です。ただ、春を見据えたアイテム作りから今度は店頭に入荷して来るアイテムとのにらめっこへと変わって行きます。言っても11月、12月がメインとなってくるヘビーアウターを心待ちにしている方も多いのではないでしょうか。徐々に肌寒くなって来た11月、ONTIMEで着用出来るアイテム、季節の上では冬にあたる11月。メインのアウター選びでスタイルがガラッと変わる季節ですね。
服を選ぶ際に見た目やディテールなどのデザインは勿論、基本的な部分でもっとも大事になってくるのが季節感ではないでしょうか。個人的にアイテムの組み合わせや色合わせ等は二の次で今の時期、今の季節にあったアイテム選びと言うのも重要なポイントにしています。そういった部分を踏まえると、ボアやキルティングが施された裏地は勿論の事、ウール素材が秋冬の代表の素材として挙げられるのではないでしょうか。今シーズン、CALEEでも様々なアイテムにウールを使用しており、素材の高騰に悩ませながらも納得の行くアウターが作製出来たのではないでしょうか。デリバリーされているもの、これからデリバリーされるものと、これからが秋冬の本番になります。是非、見た目の部分以外にも目を向け、どのアイテムが良いのかと買い物を楽しんでいただければ、また違った角度からアイテムやスタイルを楽しむ事が出来るのではないでしょうか。

Naoki Kikuchi / Staff

TITLE : MA-1 TYPE FLIGHT JACKET

1950年代にB-15シリーズからの後継モデルとしてMIL-J-8279というミルスペックを搭載して最新鋭の英知を注ぎ込んで作製されたインターミディエイトゾーンのフライトジャケットこそがMA-1と呼ばれるフライトジャケットである。1980年代まで約30年の間に都度4度のミルスペックの変更を重ね、アメリカ空軍の中にあってフライトジャケットの完成系とまで呼ばれた唯一無二のジャケットは、映画トップガンが爆発的な人気を誇ったのを皮切りにファションアイテムとして認知されて行く事となる。折しも時代は渋カジと呼称される時代の中、若者が一様にアメカジに傾倒していく中でファッションアイテムとして認知されたことにより浸透するのにもそれほど時間がかからなかったことは想像に難しくない。それから20年以上が経過して今でも毎年リプロダクツが繰り返され、ここ近年ではまたファッションアイテムとして再燃を見せるなど、感度の高いファッショニスタがこぞって着用をし始めているのはファッション誌を数ページも捲れば分かりうることであろう。
今季CALEEでもブランド初となるMA-1 TYPE JACKETをリリース。発売前から沢山の反響の声をいただき、少しの不安も吹き飛ばされてしまった。ディテールは酸素マスクのホースを留めるレザータブ、丸胴の袖リブ、袖に付けられたシガレットポケット、ワイヤータイプのファスナー、ウィンドストッパーなど、1950年代の初期型のディテールを完備したモデルとしてリリース。唯一MA-1を着用するにあたって懸念されるのはやはりサイズ感でが一番の懸念となる部分も、CALEEのサイズ感でしっかりと仕立てた。オリジナルで星柄を総柄プリントを施した1着はアメカジ好きの琴線にしっかりと触れるジャケットではないだろうか。

これから購入して、実際に着用された方々の反応がとても楽しみなアイテムでもあります。

余談を少し話すとすれば、MA-1が一番似合う俳優はトム・クルーズではなくスティーブ・マックイーンであり、日本人であれば探偵物語りの最終話で着用した松田 優作だと思うのは自分だけではないはずだと思っています。

Naoto Monma / Production

TITLE : BRAND BOOK Vol.24

いよいよ東京も肌寒くなり、本格的に冬のシーズンに差し掛かろうとしております。秋冬コレクションのBRAND BOOKも無事完成し、全国のDEALERSより配布されております。皆様はご覧になられたでしょうか?毎シーズンリリースされるBRAND BOOKですが、弊社ではシーズンコレクションが年に3回行われ、実質4ヶ月分のアイテムコレクションとなり、そのアイテムサンプルを作製し、展示会を行い、そして今回の様なBRAND BOOKを作製という流れになります。作製に掛ける時間には企画思案の時間を抜き、打合せから始めて2ヶ月間の間にて作製致します。ご覧なられた方はご存知だと思いますが、4種類の特集に加え、全商品を掲載しており、シーズンの世界観が十二分に詰まったBRAND BOOKとなります。今では、ブランドから配布されるカタログなしでは洋服を購入出来ない方も多いのではないでしょうか。BRAND BOOKの作製において弊社スタッフ、自分含めた3人にプラス、フォトグラファー、スタイリスト、エディター、デザイナー等外部の方々を含めた、数多くの方々の協力により作製されております。
特にその中でも大変なのが、モデルを使った特集になります。雑誌媒体も含め、カタログ等のメインを飾るのがブランド特集となり、反響や注目されるメイン部分となります。打合せにてブランド世界観を確認し、方向性を決め、モデルのアポ、オーディションから、シュチュエーション決め、スタイリングと様々なことを一つ一つ行っていきます。そして本番の撮影を迎えます。また、そこで終わりではなく、そこから写真をセレクト、構成を決め、レイアウトデザインを作製していきます。また、この撮影後の作業にて出来上がりの完成度が大幅に左右されることもあります。また、それが海外ともなると国内ではモデルと意思の疎通も取れやすいのですが、海外の現地モデルとなるとそうはいかずこちらが撮りたいシュチュエーションを伝えるだけでも四苦八苦する場面もあります。他にも様々な予期せぬことやトラブルが増えることもあり、納得のいく1カットを撮るのに半日近くかかることもあります。特に今回では、気づいた方もいると思いますが、巻頭特集ではシンプルに写真を一枚一枚掲載するのではなく、何枚もの写真を組み合わ せ一つのデザインとして1ページを構築したり、ブランドの世界観に合った素材を集め、写真と組み合わせたページ等、今までにはない新たな特集となっており ます。中特集では日本国内に滞在する外国人モデル達を選りすぐり、バラエティーに富んだ外人モデルを採用し、巻頭特集とはうって変わったモデルを活 かしたシンプルなポートレイト特集となります。巻頭と中特集の180度違った特集を楽しんで頂けたのではないでしょうか。
また、それ以外にも深く繋がりの ある友人達による特集や、メインアイテムを深く知ってもらう為のフィーチャーページが全6ページと以前にも増し、ブランドの世界観を深く知ることがで きるのではないでしょうか。今回も、仲間達で作った渾身のBRAND BOOKを見てみて下さい。

Hiromasa Takahashi / Press

TITLE : 大阪の地で…

自分が生まれ育ったのは大阪の岸和田市で、毎年だんじり祭りという市ぐるみのお祭りが行われております。だんじり祭りは自分の住んでいる町ごとに分かれて老若男女問わず、町全体で力を合わせて取り組むお祭りです。江戸時代から行われているとされ、元々は殿様に対する見せ物として始められたお祭りが、今も尚続いております。選ばれた職人さんによる5トン程の彫刻品を150人で引き、町全体を走り回ります。その期間は町全体が異様な活気に満ち溢れており、幼い頃からそういった雰囲気に触れ、伝統や継承する素晴らしさを知り、年齢を問わず一つの目標に向かい汗を流しておりました。終わった後は言葉では言い表せない程の高揚感で、そんな大阪の独特な街で生まれ育った自分の価値観には誇りを持っております。
10月よりSTEWARDS LANE OSAKAをメインに働かせて頂く事になりました。まだまだ未熟ではありますが、店頭スタッフとして、洋服を着る事の楽しさは勿論の事、それに付随するブランドの思いやカルチャーを、大阪の地でより多くの様々な世代のお客様に伝えていきたいと思っております。また、お客様と直接会話し触れ合う事での新たな発見や経験で、自分自身も成長していていければと思っております。

Hirotaka Ando / Staff

TITLE : MILITARY LOOK

ミリタリーシーンと言っても一括りにしてしまうと非常に奥が深く、探求し始めたら、もう戻って来れないのではと思ってしまうくらい深い歴史的な背景も眠っています。自分は元々モッズというスタイルからミリタリーシーンに興味を持ち始め、気が付くとイタリアンスクーターにたどり着いていました。ただ、少なくとも言える事は時代のトレンドにあまり流されず、いつでもスタイルを確立し、不動の地位を欲しいままにしているというとそういったニュアンスは正しい表現なのかもしれません。
CALEEからも様々なシーンを象徴するアイテムがリリースされていますが、先日リリースされたファティーグジャケットもそんなアイテムのひとつです。元々使用されていた時期や場所の気候によって機能性を最優先させたデザイン性は様々あり、そんな歴史的背景を語ってきりがなく、ただの頭でっかちになってしまいます。ただ、それをどれくらい現代のスタイルにモディファイ出来るかが最近のミリタリーシーンの面白さだと自分は思っています。
オリジナルブリティッシュカモをあしらったちょっとクラシックな匂いをさせてくれるデザインは、まさに現代に突如として現れたアーバンスタイルのように感じてしまいます。そんなクラシカルなアイテムは、この秋ボタンダウンシャツにネクタイを締め、ワークベストを羽織り、バイクに跨ってオータムスタイルを楽しみたいなと思っています。

Kentaro Motoki / Staff

TITLE : BACK TO THE ROOTS

歳を重ねると、心を揺さぶられる物事が減ってきてしまうのは、様々な経験を経てきているからなのでしょうか。若い頃の様に新しいものを見た時の感動はなかなか感じられずにいる様に思います。
ただ今でもふと原点回帰した時に高揚感が体の中を駆け巡ります。自分のルーツを辿るのは、絡まった糸を解くような感覚に似ていて、なぜこうなっているのかを考えながら先へ先へと解いていきます。そういった作業がとてもエキサイティングで、ワクワクするのです。
自分の中での洋服のルーツはアメリカンカジュアルです。ただ単純に、初めて洋服に興味を持ったのがそういうスタイルだったのです。そのあと音楽、スケート、モーターサイクルなど、様々な影響で姿を変えていきましたが、根源にはやっぱり住み付いているのです。いい意味で人の目を気にして選べる様になった今、自己満足から入ったファッションだからこそ、特にそういった原点回帰は大事なのかもしれません。どんなに歳を重ねてもパーカーを、いつも手に取ってしまう自分がいるのは、またぐちゃぐちゃに絡まった糸を一本線に張りたいと、体が求めているからなのかもしれません。そして毎年毎年積み上げられていくパーカーを見つめ、思いを馳せるのです。

Masayuki Hayashi / Staff

TITLE : Now and old three-piece

スリーピースやセットアップと言う言葉が一般的になってきたように感じております。というのも、今ではどこのブランドでもスリーピースやセットアップをリリースしており、同生地、同色での着こなしも冠婚葬祭だけに留まらず、タウンユースでのファッションとして確立されてきているように思います。セットアップやスリーピースで、まず思い浮かぶのはスーツスタイルになるのではないでしょうか。ただ現在のスリーピースやセットアップはワークに寄せたアイテムやクラシカルなアイテムなどイギリスで生まれたキレイ目なスーツスタイルとは違いアメカジの要素や歴史、日本独自の柄や生地などがプラスされて、今の独自のスリーピースやセットアップになっている様に思います。タウンユース向けにあくまでプライベートのファッションとして取り入れられているような、そんな時代になってきているのではないでしょうか。
CALEEでも毎シーズン、同生地、同色のアイテムをリリースしております。秋冬シーズンも立ち上がり、抜栓プリントを施したモールスキン生地を使用したスリーピースが、今季リリースされております。ジャケットにはカバーオールタイプのジャケットを採用し、ベストにはワークベスト、ボトムスにはワークトラウザーとワークスリーピースが店頭に並んでおります。クラシカルなカバーオールを始め、単品でも活躍してくれる杢ストライプ状の生地はオリジナルならでは仕上がりとなっており、少し大人っぽくも着用できるアイテムとなっております。昔のファッションとは違い、今のタウンユース向けのスリーピースで秋のスタイルを楽しむのも今のファッションを楽しむことと言えるのではないでしょうか。

Naoki Kikuchi / Staff

TITLE : ESSENCE

元来古着好きの自分は、使いこなされたモノにとても惹かれてしまいます。特にブーツなんかは新品で購入しても早くヤレてくれないかなと、思いながらいつも足を通してしまいます。それはワークブーツ全般に言える事ではありますが、コードバンやブリティッシュライクなブーツでも履き皺入っていた方が何となくかっこ良く見えたりしませんか?洋服もパリッとした奇麗な良さは勿論有るとは思いますが、クタ感が出始めた時もそれはそれでかっこ良いなと思います。ブーツに括って言ってしまえば、スニーカーとは違い履き潰して終わりでは無く、何度もリペアを繰り返しながら自分の皮膚の一部として錯覚させる程に履けてしまうモノです。そこにはやはり愛着というものが存在しているのでしょう。
リペアを繰り返して履き続けられたブーツはモノとして使われる事を全うしている姿の様にも思えます。持ち主は愛着がありながらもモノを道具として使い込み、モノとは決して馴れ合った付き合いではない事を示しているようにも見えます。それは使う側の人も使われる側のモノも媚びているのではなく、自立した関係で成り立っている様にも思えました。だから使いこなすとは人がモノを使いこなすのではなくモノが人を使いこなすのでもない。互いに近過ぎず遠過ぎない関係があって成り立っているのだなと、事務所に飾られているブーツを見上げて思った事でした。

Naoto Monma / Production

TITLE : 2nd

先日、念願のセカンドウォッチを購入致しました。1年前からセカンドウォッチの購入を検討しており購入するウォッチ自体は決めてはいたのですが、中々市場に出回る機会もなく、あきらめかけていた時に、偶然たち寄ったアンティークウォッチ店にて見つけることが出来、即座に購入を決めました。自分の体型や腕周りにあった、大きさと、海外での出張も踏まえ24時間ベゼルの付く程よいゴツさを持ったGMTマスターをファーストウォッチに選びました。また先輩の勧めもあったことも購入を決意した、後押しとなりました。カジュアルは勿論、トラディショナルなスタイル等TPOを選ばずに使用できるユーティリティー性も長く愛用できるポイントとなっております。今回、セカンドウォッチに選んだのが、同モデルの赤青ベゼルのGMTマスターでした。長年定番として根付いているツートンタイプベゼルのGMTマスターはベーシックな黒とはまた違い、時計としての主張が強くカジュアルなスタイルに一際目立ってくれる時計ではないでしょうか。
ブランド11年目に突入し、これまでの10年とは違った歴史を作り上げていく上で、大人としてのワンステップ上る為のセカンドウォッチの購入だったかもしれません。これから何にでも合うベーシックな黒と個性の強い赤青ベゼルの2本が自分の持つキャリースタイルにさらに際立たせてくれると思っております。


決して安い買物ではありませんが、これからの自分に対する糧となってくれるのでないでしょうか。

Hiromasa Takahashi / Press