DIARY

TITLE : FASHION TOOL

ファッションツールというと様々な角度から垣間見る事が出来、非常に幅広い奥行きのあるものだと思います。それはアートであったり、ミュージックであったり、時にはスポーツであったり、またある時にはフォトであったりと表現の仕方にはこれという正解はありません。写真ひとつ取ってみても、そこには人それぞれの表現があり、解釈があり、楽しみ方も様々です。こんな事を言っているのも最近、個人的に仕事の延長、そして趣味の一環で一眼レフのカメラを買った事に繋がります。今までカメラを買うまでは、実は写真というツールによりもどちらかというとアートや音楽、そういった表現方法の方がストレートに入ってくるようなイメージが強かったように感じます。アートや音楽はバックボーンにあるものそのものがファッションアイコンであり、10代の頃から感じていたイメージは直感的に耳や目で感じるフィーリングという部分が強かったのかもしれません。

ただ、歳を重ねるに連れ、写真を通して表現されるファッションのあり方を考えさせられるようになりました。それは同じシチュエーションやスタイリングを撮るにしてもその人の個性や撮り方で全く違うものが出来上がるという所にあります。仕事柄、こういった仕事をしているとそういった写真に出会う事は多く、非常に恵まれていると思います。そんな多種多様の表現方法を自分にはどんなイメージで表現が出来るだろうか。自分のイメージを具現化できるだろうか。そんな事が最近の自分の中の新たな欲になりつつあります。そんなツールとしてファッションをより身近に表現したいと感じ、今回のカメラの購入に至りました。初めて購入したカメラは、まだまだ自分には使いこなせていないかもしれません。ただ、歳を重ねて何かを一生懸命学びた い、表現したいと感じたのは久々の感覚のような気がします。これからそんなファッションツールをこのレンズを通してもっと学んでいきたいと感じました。

Kentaro motoki / Staff

TITLE : S/S SHIRT STYLE

ゴールデンウィークが明け、一気に気温が夏に向かっております。肌寒く手放せなかったライトアウターもそろそろ着納めといったところでしょうか。気温が暖かくなってきた事により、着用機会が増えたのがS/Sシャツです。L/Sシャツの袖をロールアップして着用するスタイリングも良いですが、やはりこれからの時期はS/Sシャツがメインとなってきます。アメリカンカジュアルでは定番と言えば、ワークシャツやボーリングシャツなどの刺繍を施したものや柄物ではないでしょうか。
先日リリースとなったペイズリーシャツも、CALEEとしては定番のパターンシャツです。個人的にもリリースの度に購入しているアイテムであり、思い入れが強いアイテムでもあります。スタイリングによって洒落感、男臭さ、色気などの様々な要素が、スタイリングに取り入れられるのがペイズリーシャツだと思います。
今シーズンも、柄、カラーリング共に袖を通すのが楽しみになるペイズリーシャツが、僕を虜にしています。

Masayuki Hayashi / Staff

TITLE : studs items

ゴールデンウィークも後半に差し掛かかった今日この頃、日中は真夏日を記録するなど汗ばむ陽気でスタイルもS/Sアイテムがメインになるなど、スタイルが軽くなってきています。そんな時期には小物使いで、重厚感を出し、スタイルのバランスを取りたいところですね。特に、スタッズが打たれたレザーアイテムは腰回りにボリューム感を出す事が出来、適度に重厚感をプラス出来るのではないでしょうか。
スタッズアイテムは元々、服や小物などに個性を出すための装飾品として19世紀にカウボーイ達が馬具やベルト、革製のガンホルダーに打ち込んだの始まりとされ、19世紀中旬にはロデオショーを介して、ファッションとして認知されていったと言われております。そこに付随し、鉄馬ことバイクに乗る人もバイクや服、ツールバック等にスタッズを打ち込み、バイカーイメージも浸透していったように思います。カウボーイやバイカーなど男臭いイメージのあるスタッズアイテム、CALEEではブランド設立当初から作製されており、スタッズワークなど職人のハンドメイドで打ち込み作製しております。
スタッズの歴史から良い意味で変わらず、現代のデザインとして、ファッションとして落とし込めるレザー小物は、これからのスタイルが軽くなる時期にこそ、アクセントとして重宝出来るのではないでしょうか。アメカジの古き良き部分を残し、作製されているレザーアイテム、歴史を踏まえれば不変という言葉が、一番しっくりくるアイテムなのかもしれませんね。

Naoki Kikuchi / Staff

TITLE : Instagram

SNSが世の中に広く一般的に普及したのはここ何年かの話しではありますが、今では欠かせない情報のツールとして日常に無くてはならないものになったのではないでしょうか。それまでは情報を得る為のツーツはブログが筆頭に挙っていたように思います。しかし、ここ最近ではInstagramをツールにしている方が多いのではないでしょうか。TwitterからFacebookの流れがあったので、Instagramに意向する際もさほど難しくは無かった思います。若い人などは、飲食店を探すのも最近ではInstagramを使用しているようで、得たい情報をすぐに得る事が出来るスピードと手軽さが相まったことが広く浸透した要因の一つに挙げられるのではないでしょうか。
CALEEでは、オフィシャルのInstgramは開設しておりませんが、旗艦店のStewards Laneで開設しており、ほぼ毎日のように更新しております。ブログも毎日行っているのですが、ブログとはまた違った写真の質が求められるのだなとカメラを構えながら思ったりする所です。SNSという、言わば文明の利器のようなツールですが、これほどまでに浸透するとは思いもしませんでした。携帯電話を少し操作するだけで情報を得る事の出来る気軽さとは裏腹に、写真の質やアップする内容によってレスポンスが全く違う物になってくるという怖さは常に傍らにあるような気がします。
だから、気を抜く事が出来ず常に高いクオリティーを維持するというプレッシャーも常にあります。
SNSはこれから常に進化していき、時代がSNSを追いかける立場になるような気がしますが、それをしっかりと懐柔できる柔らかさは持っていたいなと思います。

Naoto Monma / Production

TITLE : Stand Strong

今から5年前東北地方に今なお大きな爪痕を残している東日本大震災が起きました。あの時感じた揺れは記憶にも新しい事でしょう。未曾有の大震災により、日本の人々の心は復興、あるいは支援に向けて一つになったと感じられました。CALEEとしても、何か出来る事はないかと思案を重ね、復興支援という想いから東北、北関東限定のアイテムをリリースしました。その時掲げたテーマはSTAND STRONG。辛いときを耐え、力強く立ち上がってほしいという想いをアイテムに込めました。
今回、九州、特に熊本での大震災を見るにつれ、またも東日本大震災に感じたときの想いが胸を強く打っています。周りの人を思いやる心。困っている人に手を差し伸べて上げる事。落ち込んでいる人を勇気づけてあげる事。
そんな、子供の頃に学んだ当たり前の事が、熱く自分の中で響いています。
まだまだ、復興というものが目に見えた形にはなっていないかもしれません。一人一人がやってあげられる事をしていくしかないのではないでしょうか。
「STAND STRONG」
辛い時を耐え、力強く踏み出すその一歩の為に。
この言葉を胸に、今後の復興に対する意識を強く持っていきたいと思います。
被災に遭われた方々に少しでも勇気と笑顔を。

Hiromasa Takahashi / Press

TITLE : NEW LIFE

新年度で仕事や学校など環境の変化があった方も4月も中盤に差し掛かり、少しずつ新たな環境に慣れ始めた頃かと思います。自分自身はそのような環境の変化がある事で気持ちや生き方が変わり、人が成長していくものだと考えています。洋服にしても、昔は、手作業で製作する事が基本で一着の洋服を作るのに相当な時間を費やしたことでしょう。しかし、今の時代では工場で多くの数の洋服を生産できる様になり、多種多様なデザインの中から自分が気に入ったアイテムを選び出せる時代になりました。それは労力の削減や色々な洋服を着たいという気持ちの変化があったからこその成長だと感じます。そういった中でも、昔の人々の考え抜いた末に作りだしたデザインなどは今も輝いて見える物が多数あると思っております。
しかし、そのようなデザインを昔と同じディテールで製作するのでは、変化や成長は生まれてこないのではないでしょうか。カタログを見返してみると、CALEEが今まで製作したアイテムの中でもその様な変化が感じられます。その様なアイテム自体の良い所を残しつつも、現代のカラーリングやサイズ感で表現し時代に合わせたアイテムをCALEEでは製作しております。話は戻りますが、自分自身も、それと同じ様に自分の根本にある良さは残しつつ、新たな発想でたくさんの成長を出来ればと思っております。

Hirotaka Ando / Staff

TITLE : LAPELED JACKET

年齢を重ねるに連れ、「昔は…」と言うその昔が年々、どんどん遠く感じるようになりました。また、20代前半だった時の自分のファッション感覚と今のファッション感覚は変わったなと実感する事も多くなりました。それはいい意味で鮮麗された物やアイテムにいろいろ年を重ねるに連れ巡り会い、センスが研ぎ澄まされていったという事のなのかもしれません。
またテーラードジャケットなどは自分の中ではその類のアイテムかもしれません。年を重ねるに連れ、物の良さがまた違った角度から分かるというのも洋服の面白さだと思います。今季迷わず購入したカルゼ地を使用したラペルドジャケットはステッチワークも効いたCALEEが表現する都会的なクラシカルなスタイルを想像させてくれます。年齢を重ねるに連れ、人の嗜好は変わりますが、それはトレンドも同じ事が言えます。ただ、洋服の良さであったり、本質は変わらないのは事実で、こういったジャケットにブランドとして辿り着いた事は、偽りのない真実です。ブランドとしても年を重ね、また今までと違ったアイテムや新鮮さのあるアイテムは、ファッションブランドとして常に提案し続けなければいけません。そこに洋服の面白さや良さを感じさせてくれた今季の中では個人的に一番思い入れの強いアイテム、それがラペルドジャケットでした。

Kentaro Motoki / Staff

TITLE : SNEAKER

普段はもっぱらブーツを履く事が多いですが、春夏の足元と言えばスニーカーがメインとなります。近年の90’Sファッションのリバイバルにより、スニーカーをあまり履いてこなかった人達もスニーカーに目を向けている様に感じます。特にここ最近はNIKEがトレンドとなっているのではないでしょうか。自分も遡ると、初めて自分で購入したスニーカーはNIKE社の物だったのを思い出し、物思いにふけています。
10代の頃から様々なスニーカーを履いてきましたが、十年くらいはスニーカーはVANSというように決めて、VANSばかりを履いておりました。そんな自分の固執した考えを払拭してくれたのが、一昨年にリリースしたCALEE×KEDSのスニーカーです。KEDS自体履いたのはこのモデルが初めてだったのですが、デザイン性はもちろんですが、フィット感やクッション性など、今までにない感覚でハマっております。また、自分のブランドのネームが入っているという点でもスニーカー好きにはたまらないですね。
気温が暖かくなると、衣変えと同じ様に、自宅の靴棚の整理から、昨年履き込んだスニーカー達のケアが習慣です。一足一足を手に取り、今年も世話になる相棒に思いを込めるのです。

Masayuki Hayashi / Staff

TITLE : Spring aloha

日中の気温も徐々に高くなってきており、桜の開花など視覚からも春を感じられるようになってきた今日この頃。店頭にもS/Sアイテムが続々と入荷してきており、本格的に春に突入しております。そんな新作のデリバリーの中から、毎シーズン、定番でリリースしているのがアロハシリーズになります。個人的に好きなアイテムの一つで、毎シーズン購入しているアイテムになります。アロハシャツは柄、カラーリングが特徴で派手なイメージのあるアイテムですが、そこが個人的に好きな部分になります。また、アロハシャツのヴィンテージと呼ばれる物に関しては、そのほとんどがレーヨン生地で作製されており、柄の通り、夏のイメージから清涼感ある作りをメインとして作製されていました。柄も抜染プリントやオーバープリントと呼ばれる手法が主となり、発色の良い深みのあるカラーリングが、色鮮やかで魅力的なデザインとして定着していったと言われております。昔ながらの手法が今に根付き、ファッションとして確立されている代表の一つがアロハシャツになるのではないでしょうか。
CALEEでもリリースされているアロハシャツは手書きで作製されたオリジナルパターンをオリジナルの10型の版で作製しており、アロハシャツ独特のフラワーパターンを見事に表現しております。生地もあくまでアロハシャツに清涼感を残すため、コットン、レーヨン混紡の生地を使用、レーヨンの清涼感とドレープ感を残しつつ、コットン混紡でレーヨン100%のボディーよりタフさもプラスされ、CALEEオリジナルのアロハシャツに仕立てております。個人的にも毎シーズン楽しみにしているアイテムでもあり、毎年アロハシャツのリリースが春の訪れを知らせてくれているように自分の中では感じてしまいます。

アロハシャツを身に纏い、バイクに跨るのが個人的には春の幕開けのような、そんな気がします。

Naoki Kikuchi / Staff

TITLE : 環縫い

皆さんは、商品を買われた際に縫製仕様等を見る事はありますか?一口に縫製仕様と言っても様々な種類の仕様が存在しておりますが、今回は環縫いと呼ばれる縫製仕様についてのお話しをさせていただければと思います。

環縫いとは、ミシンで作られる縫い目として最初に作られた縫い目で、縫い目の裏側がチェーンのように見える縫製仕様の事を指します。一般的にチェーンステッチと呼ばれる縫製ですね。環縫いには専用のミシンが存在するのですが、下糸の交換作業の手間が減らせる事により自ずと生産効率は上がってくるので、ワークウェアの大量生産が盛んだった時代に多く用いられました。1950年代までが全盛期と呼べるのではないでしょうか。ミシンとして有名なユニオンスペシャルも環縫い専用のミシンになりますね。
CALEEでもワークシャツの縫製には環縫いを用いる事が多いです。古い時代の名残のような縫製仕様ですが、着込んで、洗い込むことによって作り上げる風合いは環縫いでなければ出せない風合いではないでしょうか。生地と縫製糸の縮率差によって生じるパッカリングと呼ばれる凹凸の独特な雰囲気、しわの出方、クラシックワークシャツの見栄えを表現する為に、生産効率は決して良いとは呼べない環縫いを使用します。

普段は目にも留めない裏側の縫製仕様ではありますが、その裏側の縫製仕様にも作り手の想いがしっかりと込められております。購入した時よりも表情を豊かにしてくれるワークシャツをロングタームで着てもらえればという想いでしょうか。
もし、お手持ちのワードローブの中にワークシャツがありましたら、縫製の裏側を一度ご覧になってみて下さい。

Naoto Monma / Production