FOCAL POINTS
ZIPPO

ジッポーが産声を上げたのは、アメリカが世界恐慌の苦しみを抱えもがいている時期だった。開発者の名は「ジョージ・グランド・ブレイズデル」。パーティー会場で友人の使う扱い辛そうなライターを見たのがきっかけだったと言われている。開発から30年後、時はベトナム戦争の最中。ジッポーはオイルをかけた死体に向かって火をつける役目を与えられていた。燃え尽きた死体の中から焼けたジッポーを取り出す。元々シルバーだったジッポーは化学反応によりゴールドへと変わっていた。そのジッポーに思い思いの絵や文字を刻印したものが所謂ベトナムジッポーと呼ばれるものである。今季リリースのジッポーはイーグルを象った刻印を施し、カラーもシルバーとゴールドの2カラーを用意。紫煙を燻らす相棒に選んでほしい。
STAR ACSESSORY

毎シーズン新作のアクセサリーはリリースしており、楽しみながら出来るクリエイティブではあるが、時として煮詰まってしまい辛い思いすることもしばしば。そんな時は原点に立ち返ってみると、思いもよらないものが生まれることがあるのも事実。原点に立ち返ってみれば、CALEEはブランドアイコンとして星柄をいつも大事に使用してきた。アメリカンカルチャーを象徴し、国旗にも使われている柄でありながら、これほど身近に感じることの出来る柄もまた稀有と言っていいだろう。今季の新作アクセサリーにも星柄を採用した。プレートとチェーンを組み合わせたブレスレット、リング、ネックレストップはどれも自信作と呼べる出来栄えになっているのではないだろうか。CALEE がCALEEたる所以は、この星柄にこそ宿っているのかも知れない。
CALEE × PROKEDS

3年前メモリアルコラボレートの中でも特に反響の大きかったアイテムが、PRO KEDSとのコラボレートスニーカーであった。クラシカルなローテクスニーカーは、スニーカーブームもありそれまでCALEE を知らなかった層の琴線に触れえるアイテムとなった。そして二度目のコラボレートとなった今季は、ハイカットタイプでのリリース。PRO KEDSの代名詞であるサイドラインにはクロコダイルレザーを採用し、カラーはブラックとホワイトの2 カラーとした。トゥは3色共にブラックで統一し、それに反比例するかのようにアウトソールはホワイトで統一することでカラーバランスにメリハリを付けた一足となった。アッパーカラーも汎用性の高いカラーリング故に、一足と言わず二足、いや、全カラー揃えても良いかもしれない。スニーカーの良さが全て詰まったと言っていいこのコラボレートスニーカーを手に取るまでもう少しだ。
CALEE × DANNER

1932年に創業したアメリカンブーツメーカーDANNER。世界で初めてブーツにゴアテックスを採用したDANNER LIGHTが物語るように、アウトドアブーツを得意とし、アウトドアブーツによって世界に名を知らしめたシューメーカーでもある。前シーズンは、レザーサンダルをコラボレートアイテムに選んだ。そして、今シーズンはブーツがメインとなる秋冬シーズンと言うこともあり、DANNERの中でもDANNER LIGHTと双璧をなすMOUNTAIN LIGHTをセレクトした。丸みを帯びたそのフォルムは、タウンユースとしてもファッショナブルに履きこなすことが出来、履き心地にも優れ、衝撃吸収も他のブーツとは一線を画す。ブーツが一番似合う秋冬シーズンが到来である。アメカジを指標する諸兄弟よ。今一度ブーツスタイルのカッコ良さを共有しようではないか。
CHINESE ALLOVER PATTERN JACKET

少し前までは総柄と言えばシャツやニットアイテムが圧倒的に多いアイテムであったように記憶している。その柄もまた、花柄やペイスリー柄が多かったのは雑誌や街を見渡してみても明らかだったように思われる。総柄アイテムが様々なアイテムに取り入れられ始めると、比例するかのように多岐にわたる柄が顔を見せ始めた。そして今季の総柄アイテムを見てほしい。厚手のコットン素材の生地にプリントされた柄はチャイニーズパターンを基調としたオリジナルパターン。オリエンタルパターンと似て非なるこの柄は、独特の表情を生み出してくれる柄である。中綿を挟み込んだジャケットはシーズン的にもロングタームで着れるアイテムに仕上がっており、真新しい柄のジャケットは新鮮さをスタイリングに加味してくれる。このチャイニーズパターン総柄もまた、秋口の主力になってくれることに疑いの余地はないだろう。
CALEE × MADE BY SEVEN

2011年にスタートしたMADE BY SEVEN。MADE IN USAのヴィンテージ家具やブランケット、ヴィンテージテキスタイルなど、過去にアメリカで生まれたプロダクツを有効活用して新たなアイテムとしてリクリエイトし、プロダクトデザイナーや様々なジャンルのブランドと協業し、旧き良きアメリカを感じさせる1950〜70年代のモダンデザイン、ミッドセンチュリーテイストのスタイルを踏襲したインテリアプロダクツの企画開発も行なっているブランドMADE BY SEVENとのコラボレートに着手。初となる今回のコラボレートで作製したのは、ティッシュボックス、ブックエンド、マガジンラックの3種類。ウッド素材の上からバスケット柄を施したレザーを張り付けたCALEEらしいアイテムに仕上がった。オールブラックの武骨な佇まいは、インテリアとしても最適なアイテムではないだろうか。
CALEE × VANSON LEATHER

これまで幾たびものコラボレートを行ってきたVANSON LEATHER。ボストンで産声を上げたレザーブランドの雄である。幾たびもという表現を使うほどに回数を重ねているこのVANSON LEATHERとのコラボレーション。このコラボレーションは、渋カジという時代をリアルに過ごし、その時代の空気を忘れない為に。その時代の空気を詰め込むために。その時代の空気を反映させる為に、必要と感じて行っているコラボレートである。そして今季は、ダブルタイプのライダースジャケットをコラボレートアイテムとしてチョイス。VANSONらしい肉厚のカウハイドレザーと、50年代のダブルライダースゴールデンエイジの名残を感じさせてくれるレザージャケットである。VANSON LEATHERとのコラボレートの歴史にまた、精悍なニューフェイスが登場だ。
WOOL DUFFLE COAT

ダッフルコートの起源は1820年代。北欧の漁師たちの仕事着として着用されていたという説など、諸説あるが、北欧という厳冬の地域にとって防寒とは命を守る事とイコールであった。フードが一体化し、トグルボタンのついた珍しいデザインのそのコートは当時としては革新的なもので、ウールを圧縮した防寒性の高いメルトン生地を使用しているものが主流であった。第二次世界大戦後、イギリス軍の余剰在庫品が市場に出回ったことがきっかけで世界的にも一般的に広く知られるようになり、1950〜1960年代にはアイビースタイルが流行したのをきっかけとしてダッフルコートはファッションアイテムとして認知されるのである。今季CALEE初となるダッフルコートは、肉厚のメルトン地を使用したスタンダードなタイプ。一着はクローゼットに忍ばせておきたい。